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中古ビルを住居にリノベーション!メリット・デメリット
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◇ 中古ビルを住居にリノベーション!メリット・デメリット ◇
マイホーム購入を考えた時に、まず頭に浮かぶのは「一戸建て」と「マンション」の二つではないでしょうか?
中古で購入してリノベーションをお考えなら、そこに「ビル一棟リノベーション」という選択肢を加えてみませんか?
小規模なビルを住居としてリノベーションをする方法です。
ビル一棟なんて予算的にムリ!!と思うかもしれませんが、良い立地にも関わらずテナントが入らない空きビルが意外と安価で売りに出されていることもあります。
中古ビルを購入して住居用にリノベーションをするビル一棟リノベーションについてご紹介します。
目次
1 ビル一棟リノベーションとは
「ビル」には、法律上の定義はありません。
一般的に「鉄骨造・鉄筋コンクリート造」「住宅ではなく商業施設や事務所が入っている」「3階建以上」が「ビル」と言われるものです。
ビルは、駅や繁華街に近く、通学や通勤に便利な好立地に建てられていることが多いです。
また、鉄骨造や鉄筋コンクリート造で耐久性もあり、もともとの構造が余計な壁や柱がないので、工事の際はスケルトン工事で間取りに自由が効きます。
一般的なマンションでは難しい大きな空間をつくることも可能でしょう。
ビルの場合、マンションのように「管理規約がない」ので、自由に設計をすることが可能です。
リノベーションは、見た目だけをキレイにするのではなく、躯体の劣化部分は修復工事をし、必要な場合は耐震補強工事も行い、
土台をしっかり安全にしたうえで、内外装のデザインを行い、機能性、安全性をしっかり確保します。
ビルリノベーションの費用は、一戸建てやマンションの工事と基本的には変わりません。
躯体の劣化がなければ、補強工事が不要になることもありますし、逆に状態が悪いビルの場合、追加で大規模な修繕工事が必要になると、費用が上乗せになることもあります。
また、ビルには簡易な水廻り設備しかないので、新しく水廻りリフォームのも必要になります。
ビルは立地が良いことが多いので、地域のニーズに合わせて、ショップや事務所など一部をテナントにして、家賃収入を得ることも可能です。
アイデア次第でいろいろな形態に変えることができるのがビルリノベーションの魅力でしょう。
一戸建てではできないことがビル一棟リノベーションなら叶えられることもあります。
ビルリノベーションのメリット
・立地のよさ
商業施設やオフィスとして使われていたビルは、駅や都心部、繁華街に建っていることが多いのでなんといっても便利!!
毎日の通勤や休日のお出かけに便利な立地が多いです。
・使い方はアイデア次第!
一部を賃貸にして家賃収入を得たり、一階をガレージにするなどアイデア次第でいろいろな活用ができます。
・高い耐久性
ビルは鉄骨造や鉄筋コンクリート造なので木造に比べると耐久性が高いです。
さらにリノベーションの際に躯体の安全確認や耐震性チェックを行い、さらに地震に強い安全なビルへと蘇らせましょう。
・間取りの自由度が高い
マンションと違い、管理規約がないので法律の範囲内であれば自由にリノベーションができます。
マンションは、リノベーションが出来るのは専有部分だけですが、ビルリノベーションはそんな制限もありません。
玄関ドアもマンションでは共有部になる箇所も、好みのものに変更することもできます。
ビルリノベーションのデメリット
・水廻りを新設しないといけない
もともと住居用の建物でないので、簡易なキッチン、トイレくらしか水廻りが設置されていないビルが多いので、
住宅としてリノベーションする際は、キッチン、トイレ、お風呂など使いやすく新設する必要があります。
・ベランダがない
ビルにはベランダがありません。
屋上を活用する方法もありますが、ベランダの代わりにインナーテラスを室内に設置する方法があります。
インナーテラスは天候を気にせず洗濯物が干せますし、外からの視線も気になりません。
ビルリノベーションに限らず最近人気の設備になります。
・冬はかなり冷え込む
ビルは住居用に作られていないので、冬場の冷え込みは厳しいそうです。
見た目だけでなく、住みやすい断熱リフォームが必須です。
床や壁に断熱材をいれたり、窓のリフォームも有効です。
単層ガラスは複層ガラスにすると結露も発生しにくくなりますし、サッシを二重サッシや、断熱性のあるアルミ樹脂複合サッシに変更するなどもおすすめです。
断熱はビルリノベーションの要ともいえるでしょう。
多くのデメリットは、リノベーションでカバーできることがほとんどです!
ビルの多くは、店舗や事務所ように設計されています。
そのままでは住居には不向きなのでポイントを抑えてリノベーションを行いましょう。
押さえておきたいポイントは以下の3つです。
・水廻りの新設
・採光の確保
・安全性の向上
水廻りを新設する際、配管の新設工事が必要になります。
床や天井になるべく段差を作らず、違和感のないように配慮した配管設計がポイントになるでしょう。
また、ベランダがなく、窓も腰高窓しかない場合は、窓を大きいものに変えたり、屋上からの採光を考慮する必要があります。
躯体や耐震性のチェックを怠らず、安心、安全に生活できるリノベーションを!
ゆくゆくはテナントや賃貸物件として・・・
子どもの成長や、ライフスタイルに合わせて、柔軟に利用方法を変えて行けるのもビルリノベーションの魅力です。
マイホーム購入をお考えの方、ビルリノベーションも視野に入れてみてはいかがでしょうか?
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