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音漏れ対策!マンションでの防音リフォーム
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◇ 音漏れ対策!マンションでの防音リフォーム ◇
マンションでの生活で気になる音漏れ問題。隣の部屋や上下階からの生活音が響いて、せっかくの自宅でのリラックスタイムが台無しになってしまうこともあります。特に在宅勤務やオンライン学習が増えている昨今では、静かな環境を確保することが一層重要です。そんな音のストレスを解消するために有効なのが、防音リフォームです。このコラムでは、マンションにおける防音リフォームの必要性とその効果的な方法について詳しく解説します。防音リフォームを実施して、静かで快適な住まいを手に入れましょう。
目次
1 防音リフォームの重要性と基本知識
マンションでの生活において、防音対策は快適な住環境を維持するために非常に重要です。隣の部屋や上下階からの生活音、外部からの騒音などが日常生活にストレスを与えることがあります。特にリモートワークやオンライン授業が増えている現在、静かな環境を確保することはますます重要となっています。このような音の問題を解決するために、防音リフォームは効果的な手段です。
●防音リフォームは3つ
防音リフォームには大きく分けて「吸音」「遮音」「防振」の3つの方法があります。
1.吸音
音を吸収して反響を抑える方法で、主に吸音材やカーテンを使用します。これにより、室内の音が外に漏れるのを防ぎ、逆に外部の音が室内に入るのも軽減されます。
2.遮音
音を通さないようにする方法で、遮音シートや遮音パネルなどを壁や床に取り付けることが一般的です。遮音対策は、隣接する部屋や上下階からの音を遮断する効果があり、特にマンションでは非常に効果的です。
3.防振
振動を抑える方法で、防振マットや防振材を使用します。床や天井に防振材を設置することで、足音や物音の振動が他の部屋に伝わるのを防ぎます。特に子供がいる家庭では、足音対策として防振材の導入が有効です。
●まずは騒音の原因を特定する
防音リフォームを行う際には、まず騒音の原因を特定し、適切な対策を講じることが重要です。例えば、外部からの騒音が問題であれば、窓の二重化や防音カーテンの導入が効果的です。また、室内の音漏れが気になる場合は、壁や床の防音対策を強化する必要があります。
フローリングや壁には遮音等級という音の伝わり方を示す指標があります。防音リフォームの具体的な方法をご紹介いたします。
(1)床の防音リフォーム
上階の床で生じる音が下階でどの程度聞こえるかを示す数値「L値」があります。「L値」は数値が小さいほど遮音性能が高く、大きいと遮音性能が低くなります。
マンションの管理規約では、遮音等級L-45以上の規定が多いです。
床の防音リフォームの方法には3つあります。
1.遮音フローリングに張り替える
2.遮音マットを床材の下に敷く
3.床材下に吸音材を敷く
床防音リフォームの方法別効果と費用
(2)壁の防音リフォーム
マンションやアパートの隣り合う部屋同士(2室間)の遮音性能を評価するための指標として「D値」があります。「D値」は数値が大きいほど遮音性能が高く、小さいほど遮音性能が低いことを表します。
マンションの戸境壁(隣の住戸との間の壁)の遮音等級は、通常D-55以上あればよいとされています。
壁の防音リフォームは2つあります。
1.壁内に吸音材と遮音シートを施工する
2.換気口を防音仕様に取り替える
壁防音リフォームの方法別効果と費用
(3)窓の防音リフォーム
最後は、窓サッシの遮音等級を示す「T値」です。「T値」は窓の外の車や電車の走行音などを、どれほど遮れるか示す指標です。「T値」は数値が大きいほど遮音性能が高く、小さいと遮音性能が低くなります。
一般的な住宅地のマンションの場合、窓サッシの遮音等級はT-1以上あればいいですが、幹線道路沿いや線路沿いの物件の場合は、T-3以上が望ましいとされています。
窓の防音リフォームの方法は2つあります。
1.防音仕様の窓ガラスに交換する
2.二重サッシにする
窓防音リフォームの方法別効果と費用
防音リフォームは、騒音の原因を正確に特定することが重要です。騒音の種類や発生源によって、適切な防音対策が異なります。例えば、足音や物の落下音などの構造音に対しては、床の防振対策が有効です。一方、話し声やテレビの音などの空気音には、壁や窓の遮音対策が必要です。専門の業者に依頼して騒音の測定を行い、効果的な対策を講じましょう。
防音リフォームの注意点を3つご紹介いたします。
●マンションは専有部分のみ工事ができる!
マンションは管理規約に則った専有部分のみ工事が可能なため、共有部になる窓サッシや玄関ドアなどは手を加えられません。必ず管理組合に確認して管理規約に則った防音リフォームをしましょう。
●相場より極端に安いリフォーム会社は要注意!
防音リフォームはある程度相場が決まっています。それは、防音、遮音に効果的な素材を使っているからですが、見積もり時に極端に相場よりも価格が低い場合は、質の良くない防音素材を使っている可能性があります。
●木造か鉄骨やコンクリート造で費用が変わる!
木造住宅は鉄骨やコンクリート造に比べて音が伝わりやすい構造になっています。木造住宅の方がリフォームの予算を相場より多めに見積もっておくといいかもしれません。
イエスリフォームでは防音リフォームも承っております。音漏れでお悩み方はお気軽にお問い合わせください。
投稿者プロフィール
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