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階段がつらくなったらホームエレベーターを付けませんか?
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◇ 階段がつらくなったらホームエレベーターを付けませんか? ◇
年齢を重ねると、階段の上り下りが次第に負担に感じられることがあります。また、事故や病気によって一時的に体の自由が利かなくなることもあります。そんなときに、自宅での生活をより快適にし、安全性を高めるための素晴らしい選択肢が「ホームエレベーター」です。ホームエレベーターを設置することで、家全体のアクセスが格段に向上し、日常生活の質が劇的に改善されます。今回は、ホームエレベーターの設置のメリットや条件について詳しく解説し、より快適な生活への第一歩をサポートします。
目次
1 ホームエレベーターを設置できる家の条件
ホームエレベーターは、鉄骨造、鉄筋コンクリート造(RC造)はもちろん、木造住宅に設置することも可能です。ただし、かなりの重量があるため、その重さに耐えうる強度が足りない場合には、建物の構造的な見直しや補強工事が必要となります。
また、エレベーターは建築基準法に適合した建物でなければ、原則設置することができません。なおかつ行政庁事前協議を行い、「建築確認申請」をする必要があると法律で定められています。
【確認申請とは】
予定する工事が建築基準法や消防法などに適合するか、工事前に公的な機関に審査してもらう制度です。
申請を出すには、既存建物の構造計算を行う必要もあるので、別途費用が必要です。
ホームエレベーターを設置するためには、いくつかの重要な条件を満たす必要があります。
1. スペースの確保
エレベーターを設置するには、1平方メートル程度のスペースが必要です。このスペースには、エレベーターのシャフト(昇降路)と機械室が含まれます。家の設計図を確認し、適切な場所を選ぶことが重要です。
2. 建築構造
家の建築構造も考慮が必要です。特に木造住宅では、補強工事が必要になることがあります。鉄骨造や鉄筋コンクリート造の住宅では比較的容易に設置できますが、専門の建築士や業者に相談し、建物の強度や耐震性を確認することが推奨されます。
3. 配線と配管
エレベーターには専用の電源が必要です。また、非常時の電話回線やインターホンの設置も考慮しましょう。配線や配管の経路を事前に確認し、適切な位置に配置することが大切です。
4. 法規制と許認可
地域の建築基準法や条例に従い、必要な許認可を取得する必要があります。業者や建築士と協力して手続きを行い、安全基準に適合した製品を選ぶことが重要です。
ホームエレベーターは多くの利便性を提供しますが、一方で、コストやスペースの制約といった課題も伴います。導入を検討する際には、これらのメリットとデメリットをしっかりと考慮し、慎重に判断することが大切です。
【メリット】
1.生活の快適性向上
ホームエレベーターは、階段の上り下りが負担となる高齢者や体の不自由な方にとって大きな助けになります。階段の代わりにエレベーターを利用することで、家全体へのアクセスが向上し、日常生活がより快適になります。
2.資産価値の向上
ホームエレベーターを設置することで、住宅の付加価値が向上し、将来的な売却時に高い評価を得ることができる可能性があります。特にバリアフリーの需要が高まっている現代において、エレベーターの存在は大きな魅力となります。
【デメリット】
1.設置コストの高さ
ホームエレベーターの設置には多額の初期費用がかかります。エレベーターのタイプや設置場所により費用は異なりますが、一般的には数百万円程度の費用が必要です。また、定期的なメンテナンス費用も考慮する必要があります。
2.スペースの確保が必要
エレベーターを設置するためには、家の中に適切なスペースを確保する必要があります。特に、既存の住宅に設置する場合は、リフォームを伴うことが多く、スペースの制約がある住宅では難しい場合があります。
自宅にホームエレベーターを設置するためにかかる初期費用は、300万円~600万円ほどです。
初期費用の内訳は、大きく「①本体価格」「②設置工事費用」「③建築確認申請費用」の3つに分けられます。
① 本体価格:参考価格250万円~550万円
初期費用の大部分を占めるホームエレベーターの本体価格は、250万円~550万円ほどです。サイズや建物の構造などによって、価格帯が上下します。
② 設置工事費用:参考価格40万円〜50万円
ホームエレベーターを設置(据付)するための工事費用です。設置工事にかかる費用は、40万円〜50万円ほどです。
③ 建築確認申請費用:参考価格10万円~15万円
ホームエレベーターを設置する際に、建築基準法により「建築確認申請」が義務付けられています。
ホームエレベーターを利用するには電気が必要なほか、安全に使いつづけるためには定期的なメンテナンスも欠かせません。これらの費用以外にも、いろいろな費用がかかります。
●電気代
使用頻度によっても変わりますが、ホームエレベーターで1日10往復した場合の電気代は、400円〜800円ほどです。
●メンテナンス費用
エレベーターの種類やメーカー、使用頻度によって異なりますが、年1回の保守点検を行うのが一般的です。一般的に年間で約5~10万円ほどを見ておく必要があるでしょう。
●オイル交換代(油圧式エレベーターのみ)
エレベーターの駆動方法には「油圧式」と「ロープ式」の2種類があります。油圧式エレベーターの場合は、5年ごとにオイル交換する必要があり、交換費用として1回5万円ほどがかかります。
●固定資産税
ホームエレベーターを設置すると、固定資産税がアップする可能性があります。年間で約2万円程度と言われていますが、設置価格によっては異なる場合があります。
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国交省は、高齢者や障がいをもつ人が健康で安心して暮らせる住まいの確保を提唱しており、ホームエレベーターの補助金や助成金をご紹介します。
*長期優良住宅化リフォーム推進事業
こちらの補助金は、バリアフリーリフォームや老後に備えた改修工事など、対象となる工事に家庭用エレベーターの設置が含まれている場合があります。詳細については、国交省のホームページでご確認ください。
*各自治体による補助金
自治体でも、ホームエレベーターの設置をする際の補助金や助成金が設けられているところがあります。条件・助成額は自治体によって異なるため、お住まいの地域の自治体に確認してみましょう。
ホームエレベーターの設置は専門的な技術が求められるため、対応できるリフォーム会社は限られています。イエスリフォームでは、ホームエレベーターの設置経験がありますので、設置に関するお悩みやご相談は、ぜひ当社にお任せください。専門スタッフが丁寧にサポートし、安全で快適なエレベーター導入をお手伝いいたします。どんなことでもお気軽にご相談ください。
投稿者プロフィール

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