COLUMNリフォームコラム
納得の実家リフォームをするためのポイント
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◇ 納得の実家リフォームをするためのポイント ◇
実家をリフォームする目的は、ご家庭によって様々な理由があると思います。
「高齢になってきた親が安全に暮らしやすいように」
「実家に戻って二世帯同居をするため」
「親から家を受け継ぐため」
などが多いのではないでしょうか?
思い入れのある実家を住みやすく、快適に過ごせるためのリフォームのヒントや、贈与税対策などをご紹介します。
目次
1 高齢の親が住みやすく「バリアフリー」「ヒートショック対策」
ご両親の高齢化に伴い、安全に過ごせるように実家の「バリアフリーリフォーム」をお考えの方も多いのではないでしょうか?
高齢の方は、ちょっとした段差などでも躓いて転倒してしまい、思わぬ怪我をしてしまうこともあります。
実際、高齢の方の事故の多くが家の中で起こっているというデータもあるます。
事故を未然に防ぐためにもバリアフリーリフォームは不可欠と言えるでしょう。
居室の間や玄関の段差をなくす
お風呂やトイレ、廊下に手すりを設置する
お風呂での転倒を防ぐために滑りにくい床材に変更する
などが挙げられます。
将来、介護が必要になったときを見据えて、トイレや洗面所、お風呂、廊下はゆとりを持たせて広くする、ドアは開き戸から引き戸へ変更するなどもオススメです。
また、家の中の事故で多いのが冬場の「ヒートショック」でしょう。
寒暖差の激しいお風呂場やトイレなどで起きやすいので、浴室暖房や、トイレに小さいヒーターを設置するなど対応をします。
特に古い家は、断熱材が足りなかったり、入っていないこともあるため、夏はひどく暑く、冬は外気と同じくらい寒いことがあります。
こういう家は、ヒートショックが起きやすいですので、家の断熱リフォームがおすすめです。
床や天井、床下に断熱材を入れたり、内窓を追加して寒気を防いだりすることで寒暖差を減らすことができます。
「バリアフリー」や「省エネ(断熱)」リフォームを行う場合は、補助金が利用できる場合があるので、お忘れなく!!
2 二世帯同居リフォームのポイント
二世帯同居の場合、どんなライフスタイルになるかをしっかり考えてリフォームをする必要があります。
二世帯住宅のメリットとしては、家事や育児をサポートしてもらえたり、介護がしやすいなどがありますが、仕事の都合で生活パターンが違う場合や、プライベートがないと感じてしまうなど、何もかも共同で使うことがストレスになってしまうこともあるかもしれません。
玄関や、水廻り、リビングなど、世帯で分ける選択もあります。
二世帯住宅の間取りは、大きく分けて「完全同居型」「部分共有型」「完全別居型」の3つです。
完全同居型
玄関、キッチン、お風呂、トイレなど家の中の全ての設備を共有します。
サザエさんのような「昔ながらの同居スタイル」です。
部分共有型
一部の設備を共有するタイプです。
キッチン、お風呂、トイレは別で、玄関は共有するなど、それぞれの世帯のプライバシーを確保しつつ、二世帯で顔を合わせる機会を持ちやすいタイプです。
完全別居型
建物は同じでも、玄関、キッチン、水回りなど全て分けるタイプです。
同じ屋根の下ではありますが、それぞれ別の暮らしになります。まだまだ元気なご両親と二世帯住宅をする方などが選ばれることが多いですね。
キッチン・リビング
食事を一緒にとるかは二世帯住宅のリフォーム時のポイントになります。
介護や、子育てを行う場合は共有にすると便利ですね。
共働き世帯や、食事の時間帯が異なる場合は分けた方がよいでしょう。
キッチンを共有する場合でも、片方の世帯にも簡単な調理ができるミニキッチンなど用意すると、便利です。
お風呂
お風呂を共有すると、水道代や光熱費の削減につながりますが、入浴する時間が大きく異なる場合や、大人数の世帯の場合、別々にする方が使い勝手がよいでしょう。
片方の世帯はシャワーだけ設置するという方法もあります。
玄関
玄関を共有するかどうかで間取りが大きく異なります。
分ける場合は、1階と2階にそれぞれ玄関を作ったり、玄関とは別に簡易な勝手口を作るという方法もあります。
二世帯同居は、間取り設計を間違ってしまい「家にいるのに気疲れしてしまう」「くつろげない」という方もいらっしゃいます。
家族全員が納得できる、間取りにできると理想的ですね。
親名義の実家を、子どもがリフォームする場合、贈与税がかかってきます。
子どもから親へリフォーム資金を贈与したとみなされるため、贈与税が発生します。
親名義の家のリフォームを子どもがする場合の贈与税を抑える方法は、家の名義を親から子どもに変更する方法があります。
① 実家を親から贈与してもらって名義変更をする
この方法は贈与税が課せられますが、築年数が経っている家の場合は「思っていたよりも贈与税が少なかった」というケースがほとんどです。
不動産を贈与すると、その資産価値に応じて贈与税を支払うことになりますが、古い建物の場合は、資産価値が下がっているため贈与税も少なくてすむことが多いからです。
② 親子間で売買することで「名義変更」
子どもが親から実家を購入して名義変更をします。このとき、土地まで購入する必要はなく、建物だけでかまいません。
築年数が経っていれば、固定資産税評価が下がっているので、その下がった評価額で買い取ることが可能です。
不動産の売買の場合、取引価格は買主と売主で自由に決めることができます。
「親子間だから安く売るよ」と考える方も多いと思いますが、安くしすぎて評価額との差があまり離れてると、その差額分を「みなし贈与」と判断され贈与税がかかってしまう可能性があるので注意が必要です。
③ 親と子どもの「共有名義」にする
バランス良い割合で共有名義に出来れば、住宅ローン控除も適用になり、贈与税も発生しません。
実家リフォームは、将来を見据えてご家族の年齢や構成と併せて、税金など考えることは多岐に渡ります。
費用や、リフォーム箇所の計画をしっかり練って納得できるリフォームをしましょう!
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