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窓リフォーム ~寒冷地の住まいに最適!樹脂サッシのポイント解説~
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◇ 窓リフォーム ~寒冷地の住まいに最適!樹脂サッシのポイント解説~ ◇
近年、住宅の窓の選択肢はますます多様化しています。
その中でも特に注目を浴びているのが「樹脂サッシ」です。
アルミサッシと比較して、樹脂サッシにはどのような特徴があり、窓の材質が日々の快適性やエネルギー効率にどのような影響を与えるのでしょうか?
今回の解説では、樹脂サッシの特徴やアルミサッシとの違いに焦点を当て、窓のリフォーム時に考慮すべきポイントについて詳しく説明します。
目次
1 樹脂サッシってなに?
樹脂は通常、「塩化ビニル樹脂」とも呼ばれ、その特性からプラスチックの一種として幅広い用途で利用されています。
耐腐食性があり、加工が容易なため、私たちの生活の中でさまざまな製品に採用されています。
樹脂を使用した樹脂サッシは、その優れた断熱性と気密性が評価され、北欧や北米などで広く普及している建材です。
アメリカ、イギリス、フランスなどでは窓の60%以上が樹脂サッシに採用されており、特に寒冷地域である北欧や北米での導入が進んでいます。
日本でも北海道での普及率が90%、東北地方でも50%ほどとなっていますが、全体ではまだ30%ほどであり、一般的な選択肢とは言えません。
ただし、寒冷地での高い普及率は、樹脂サッシが優れた断熱効果を持っており、住宅のエネルギー効率向上に寄与していることを示しています。
かつて、サッシと言えばアルミサッシが主流でした。
アルミの利点は軽量で腐食に強いことです。加工が容易で価格も手ごろなため、多くの住宅で採用されてきました。
しかし、その一方で熱を伝えやすい性質から、冷気を取り込みやすく断熱性が低いというデメリットがあります。
アルミサッシに代わっておすすめしたいのが樹脂サッシになります。
樹脂サッシのメリット・デメリットもご紹介します。
メリット
優れた断熱性
樹脂サッシの特筆すべき特徴の一つは、その高い断熱性です。
樹脂は熱を伝えにくい素材であり、この特性が断熱性の向上に寄与しています。
アルミと比較して熱伝導率が約1000分の1と極めて低く、その結果、樹脂サッシを使用した家では夏場には室内温度が2℃低く、冬場には4℃高いとされています。
結露の発生を抑える
優れた断熱性が冷気の室内侵入を制限し、結露の形成を低減させます。
これにより、結露に伴うカビやダニの発生を防ぐ効果が期待できます。
豊富なデザインに対応できる
樹脂は加工や着色がしやすく、幅広いデザインに柔軟に対応できます。
多様な窓の形、和洋どちらの住宅にもマッチするデザインが実現可能です。
防音効果がUP
優れた気密性により、外部の騒音が室内に侵入するのを抑制し、同時に家の中の音漏れも抑えることができます。
デメリット
強度の不足と重量
樹脂サッシはアルミサッシよりも強度が低いため、強度確保のために厚みを増すことがあり、これが重量増につながります。
ただし、最近では薄型で軽量な樹脂サッシも出てきています。
紫外線に弱い傾向がある
アルミサッシに比べると樹脂サッシはやや紫外線に弱い傾向があります。
ただし、適切なメンテナンスや紫外線対策を行うことで、品質を長く維持できます。
コストが上がることが多い
アルミサッシに比べると樹脂サッシはコストが高くなることが多いです。
見積もりをとり確認をしましょう。
魅力的な樹脂サッシですが、マンションなどの集合住宅では、サッシ部分が共有部分となることが一般的で、そのためサッシ交換リフォームができないことがあります。
しかし、断熱や防音効果を向上させたい場合には、樹脂サッシを用いた「カバー工法」と呼ばれるリフォーム方法があります。
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