◇　空き巣から家を守る！リフォームでできるセキュリティ対策　◇　

 

 

 

実は平成16年から空き巣被害の件数は減少傾向になっています。

それでも令和4年の住宅の空き巣被害は15000件という報告があります。

防犯カメラや、ホームセキュリティなど防犯対策が当たり前になってきたのも空き巣減少に繋がっているのでしょう。

ぜひ自宅リフォームをするときは合わせてセキュリティについても考えてみませんか？

安心な家づくりのためのセキュリティリフォームをご紹介いたします。

 

 

目次

 

１　おススメのセキュリティリフォーム

 

特に空き巣被害の発生件数が多いのが一戸建ての住宅です。

一戸建ては侵入口となる窓などの開口部がマンションよりも多く、庭木など隠れる場所もあるため、
立地や家の構造によっては空き巣犯に狙われやすくなります。

そのため、特に一戸建て住宅のセキュリティは大変重要です。

おススメのセキュリティリフォームをご紹介します。

 

①　窓ガラスを防犯ガラスにチェンジ！！

②　モニター付きインターホンにする

③　安全性の高い鍵への交換

④　外構の設置と見晴らしの良いベランダにする

 

 

①　窓ガラスを防犯ガラスにチェンジ！！

 

一戸建て住宅への侵入経路は60％以上が窓からの侵入です。

窓のセキュリティを強化することが防犯にとても効果があります。

手口として、無施錠の窓からの侵入ですが、次に多いのがガラス破りです。

カギを締めていても、ガラスを破り、そこから手を入れてクレセント錠を回して解錠してしまうのです。

そこでおススメしたいのが防犯ガラスです。

2枚のガラスの間に中間膜をはさんであり、ガラスを割ろうとしてもヒビが入るだけでバリンと割れにくいという効果があります。

もちろんガラスなので絶対に割れないということはありませんが、一般の窓ガラスのようにすぐには割れないので侵入するのに時間がかかります。

空き巣は侵入に時間がかかる窓をわざわざ選びません。

簡単に侵入ができない窓は避ける傾向にあります。

他にも、二重窓や、シャッターを設置することで犯人に侵入を躊躇わせることができるのでおススメです。

 

 

②　モニター付きインターホンにする

 

空き巣は、住人の在宅を確認するために、インターホンを鳴らすという手口を使います。

モニター付きインターホンは、録画機能があるものもあるため、空き巣は躊躇います。

もし怪しい人物が残っていたらすぐ足がつくからです。

そのほかにも、子供だけで留守番の際に、モニターで来客が確認できるので不審者に押し入られたりすることがありません。

音声だけのインターホンを使っているのなら、セキュリティ対策でモニター付きに交換するのをおススメします。

 

 

③　安全性の高い鍵への交換

 

築年数の古い家はピッキング犯がすぐに開錠できてしまう鍵が使われていることが多いです。

鍵を安全性の高いものに交換することをおススメします。

空き巣は、時間をかけて侵入はしません。

時間がかかると判断したら、諦めることが多いです。

鍵については次項で詳しくご紹介します。

 

 

④　外構の設置と見晴らしの良いベランダにする

 

家作りの際、コストカットから外構に手をかけない方も多くいます。

しかし、門塀やフェンスの有無は、セキュリティ対策で大きく差が出ます。

建物と道路などとの間の境界線を立てることでセキュリティは高まります。

また、ベランダも目隠しになるタイプは、身を隠しやすい場所になってしまうのでセキュリティとして考えるのなら見晴らしの良いものを選ぶとよいでしょう。

 

 

 

 

 

前項でご紹介した通り、安全性の高い鍵に交換することをおススメします。

広く普及されている代表的な鍵が「ディスクシリンダー型」の鍵です。

構造がシンプルで価格も手ごろなため、採用されることが多かった為です。

しかし、この鍵は手慣れた空き巣ならものの１分もかからず開錠可能です。2000年以降はディスクシリンダー鍵はピッキング事件の多発から国内生産が終了していますが、2000年以前の建物の場合、使われていることが多いので交換することをおススメします。

 

ピッキング対策の代表として多く採用されているのが「ディンプルキー」です。

鍵の表面が小さな穴がランダムに並んでいる鍵になり、鍵穴に入れるとその小さな穴で内部のピンが押し上げられる仕組みで、ディスクシリンダーキーと比べても複雑な造りになっています。

ピッキングをしようとしても10分以上要するため、空き巣犯は目撃されるリスクがあることから十分空き巣対策に繋がります。

 

 

３　まとめ

 

セキュリティ対策や、セキュリティの重要性についてご紹介いたしました。

空き巣だけでなく、押し入り強盗などの恐ろしいニュースも多く見かけます。

自宅だけでなく、実家でひとり暮らしをしているご家族などの安全対策もこの機会に考えてみてはいかがでしょうか？

家族が安心して生活ができるよう、できるだけの対策は取りたいですね。

セキュリティは「気を付けています」というアピールをするだけでも効果があるといわれています。

まずは防犯ステッカーを張るだけでも始めてみましょう。