COLUMNリフォームコラム
空き家は放置するとデメリットだらけ!活用しましょう!
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◇ 空き家は放置するとデメリットだらけ!活用しましょう! ◇
両親から相続したものの、いまは誰も住んでいない実家。
空き家になってしまっていて、今後どうすればよいか悩ましい・・・という方も多いと思います。
空き家はそのまま放置していると固定資産が掛かるだけでなく、老朽化による家屋の倒壊や犯罪などのリスクが高まります。
せっかくの資産ですから、活用したいですよね。
今回は空き家を活用するリフォームのポイントや、メリット・デメリットなどをご紹介します。
目次
1 空き家を放置するデメリットについて
空き家を放置するとどんなデメリットがあるのでしょうか?
【老朽化による倒壊や、犯罪の温床になるリスクが高い】
誰も住んでいない家は、換気されないために湿気がこもりやすくなります。
湿気は家が傷む原因になるので、床材なのど木材は腐りやすくなり、壁紙や天井などはシミが広がっていきます。
害虫被害から家の強度も損なわれ、台風や地震で倒壊するリスクも高まります。
庭木も手入れがされず生い茂るようになると、ゴミの不法投棄や、放火、不法侵入など犯罪の温床にもなりかねません。
空き家を放置すると、いろいろな側面からご近所に迷惑をかけてしまうことになります。
【空家等対策の推進に関する特別措置法】
空き家を放置するのは、固定資産税が増額するというデメリットもあります。
2015年5月に「空家等対策の推進に関する特別措置法(空家特措法)」が施行されました。
これにより、老朽化が進み倒壊などの危険があると行政が判断した空き家は「特定空き家」と指定されるようになりました。
「特定空き家」の所有者は、行政からの改善指示に従わない場合50万円以下の過料が科せられる他、行政は費用を所有者に請求して、強制的に解体を行うこともできるようになります。
さらに、通常は住宅一戸につき200㎡まで固定資産税を1/6に減免する軽減措置があるのですが、「特定空き家」に指定されるとこの軽減措置も受けられず、更地と同等の固定資産税が課せられるようになります。
実例としましては
窓や外壁が剥がれ落ち、大きく傾いていた状態の空き家は、再三にわたり改善指示を所有者にしていましたが改善されず。
老朽化による倒壊の危険性があると判断され、行政の強制執行により空き家は撤去され更地になりました。
この撤去費用約185万円は所有者に請求されました。
こうしたデメリットを回避するためにも、空き家を売買や賃貸に活かせるようにリノベーションをするのは有効的な手段だと言えるでしょう。
空き家の活用方法をご紹介します。
【自分で住む】
愛着のある実家だったら、住みやすくリノベーションして住まいとして蘇らせるのはいかがでしょう。
再生リノベーションで、家族の思い出を活かしながら安全・快適な家にしましょう。
築年数が経過し劣化が進んでいても、古さや住みにくさは、リノベーションによって解消できますよ。
【賃貸にして収入を得る】
立地条件によっては、リフォームをして賃貸収入を得たり、更地にして駐車場にして賃料を得るという方法です。
リフォームにかかるコストと、賃貸収入のバランスをきちんと考慮する必要があります。
最近は、シェアハウス経営をする方も増えてきています。
昔の家の間取りは居室が多いので、これを活かしてシェアハウス物件にリフォームをします。
ただしシェアハウスのオーナーさんは管理の負担も大きいので注意も必要です。
【売却する】
別処に家があるので住むことはできないし、賃貸運用をするつもりもない・・という場合は、売却も検討してはいかがでしょうか?
前述したとおり、空き家を放置するのはデメリットしかありません。
最近は、中古物件を購入してリノベーションをするというマイホームの購入方法を考えている方も多いので、更地にしなくても売却できる可能性もあります。
ただし、あまりに建物の老朽化が進んでいる場合は解体費用が必要になります。
【事務所や店舗にする】
住居だけでなく、事務所や店舗としてのリノベーションはいかがでしょうか?
古民家であれば、オシャレな飲食店やショップなどもよいですね。
立地がよければテナントとして賃貸収入を得ることもできます。
空き家リフォームは、国や自治体の助成金を利用できる場合があります。
どんな制度があるか一例をあげてみます。
【大阪市】
2000年6月以前に建てられ、3年以上空き家の住宅が対象
リフォーム費用の半分(上限あり)を助成。売却目的の利用は不可
【千葉県野田市】
空き家バンクに登録された空き家が対象
リフォーム費用の半分(上限25万円)を助成
空き家リフォームに関する助成金は、自治体によって様々です。
女性金を受けるには一定の要件がありますので、詳しい内容については、空き家がある自治体にお問合せください。
思い出の詰まった実家を空き家として放置して【負債】にしてしまうのではなく、リフォームをして活用しましょう。
自分が住むことができなくても、空き家を活かせます。
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