COLUMNリフォームコラム
知っておきたい、屋根リフォームの費用相場や時期など
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◇知っておきたい、屋根塗装の費用相場や時期など◇
風雨や紫外線から大切な住宅を守る非常に大切な部分ですが、普段生活をしている上では見ることもない屋根。
「屋根のリフォームするには、どういった方法があるの?」
「実際に屋根をリフォームするにはどのくらい費用がかかる?」
といった、屋根リフォームに関する費用や時期、知っておいていただきたいポイントをご紹介いたします。
1 屋根リフォームの必要性、時期・タイミングは?
屋根は長年住んでいても目が届かず修理やリフォームの時期を見落としてしまいがちですが、塗装の剥がれや、屋根材自体の腐食・ひび割れなどの劣化が起こっている可能性があります。
劣化した状態が続いてしまうと、雨漏りの原因になったり地震や台風で屋根材が剥がれ落下する事も考えられ、実際に雨漏をして異変に気付いた時には屋根材の劣化・老朽化がかなり進行してしまっている状態です。
雨漏りの調査は、目視での確認以外はほぼ有料調査となりますが、確実に原因と破損個所を調査をし対処しておかなければ修理をする意味がありません。
雨漏りが進んでしまうと住宅全体の強度や質に影響が出てしまい、家全体の修繕をしなくてはならないことも。
そうなる前に、早めに屋根の塗り替えなどの屋根のリフォーム・修繕を行うことで長期的な視点でみた際に費用も手間も抑えられます。
築10年を過ぎたら屋根の様子を気にかけ業者の定期点検を実施し、アドバイスに沿って塗装の塗り直しや補修工事を行ったり、さらに老朽化したら屋根材の葺き替えリフォームを行うのが良いでしょう。
2 屋根リフォームの種類って?
「屋根リフォーム」とは、劣化・腐食箇所の修理だけではなく、屋根全体を修繕し機能性を高め、きれいにすることを指します。
そして、実際の屋根のリフォームには大きく分けて以下の方法があります。
「葺き替え」
もともとある屋根の下地から表面までの屋根材を新しい屋根材に張替えるリフォームを「葺き替え」と言います。
瓦屋根は丈夫で比較的メンテナンスも少なく済むと言われている屋根材ですが、その重さが自身の際に住宅の耐震性に影響していると思われるケースが近年みられています。
地震の揺れで不安定な住宅の上に重い屋根材が乗っていると、住宅には大きな負担になってしまいます。
耐震性を重視する場合は、軽量な屋根材へ葺き替えすことで耐震性を上げることができます。
更に、老朽化による雨漏りは住宅の内部にまでダメージを与えるため、屋根の修繕だけでは済まなくなり、高額な費用がかかってしまうことも。
定期的な点検を実施し、住宅内部への被害が出る前に葺き替えも視野に屋根リフォームの計画を立てることをおすすめします。
「重ね葺き」(カバー工法)
「重ね葺き」(カバー工法)とは、既存のスレート瓦などの上に、屋根材を重ねて張っていくリフォーム方法です。
スレート瓦は耐用年数が約30年程と言われており、耐用年数を過ぎると塗装による補修に限界があるというデメリットがあり、今までは30年程度を目安に大掛かりな葺き替えリフォームが必要でした。
そこで、葺き替えリフォームの際に発生する廃材の処理・撤去費用・作業費用が不要な「重ね葺き」(カバー工法)が開発されました。
葺き替えリフォームに比べると工期も短くリフォームの費用が抑えられるため、工事方法として注目されています。
「塗装」
塗装は屋根リフォームの中で最も多い施工内容です。
対象となるスレート瓦は近年の新築住宅で最も多く使用されている屋根材ですが、色あせや経年劣化が起こるため、一般的に10年に1度のペースで塗装をし直すことが望ましいと言われています
屋根の表面を定期的に塗り直すことで屋根自体の劣化を防ぎ、屋根の性能を維持する役割があります。
劣化を防ぐことは雨漏りの発生を抑えるうえでとても重要ですので、定期的な塗り直しを心がけてください。
こちらでは、上記で説明した屋根リフォームの種類ごとのリフォーム費用相場を紹介いたします。
<塗装のリフォーム費用>
「シリコン系塗料単価」・・・ 約2千円~2千500円/1㎡あたり
特性/汚れを弾きやすいため防汚性に優れている ※耐用年数 約8~10年
「ウレタン系塗料単価」・・・ 約1千500円~2千円/1㎡あたり
特性/塗料に柔軟性があり防水性に優れている ※耐用年数 約6~8年
上記費用に足場代、職人の作業費、諸経費などがプラスされ、 約50~約70万円程度 が屋根の塗装リフォームに掛かる費用の相場となります。
※シリコン塗料、ウレタン塗料共に、耐用年数は住宅の環境によって変わります
<重ね葺き(カバー工法)のリフォーム費用>
屋根材・・・約1万5千円~2万円/1㎡ + 足場代・・・約20~30万円
上記費用に職人の作業代や諸経費などがプラスされ、 約100万円~150万円程度 がカバー工法でリフォームをした場合のおおよその目安となります。
<葺き替えのリフォーム費用>
上記カバー工法の費用プラス、
既存屋根材の撤去、処分費用・・・約30万円 屋根下地補修・・・約20万円
がかかるため、合計の費用は 約150万円~200万円 となります。
費用だけで見ると塗装が最も安いのですが、塗装だけでは劣化した屋根材自体を修繕することはできず、現在主流となっているスレート屋根の屋根材は約30年程が寿命と言われ再塗装が出来ないことも。
ストレート屋根の場合は、
・5年に1度ぐらいのペースで定期点検の実施
・10年に一度は補修・塗装
・築30年~35年経過した頃には「重ね葺き(カバー工法)」もしくは「葺き替え」による屋根材自体の交換・修繕を検討
を目安にメンテナンスをしていくことで、長い目でみた際に屋根リフォーム全体でかかる費用が抑えられるのではないかと思います。
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