◇　床暖房は後付けできます！！種類や施工方法をご紹介　◇

 

 

足元からじんわりあたたかい床暖房は、一度使うとない生活が考えられないですよね。

 

「築古の中古物件を買ってリノベーションしたいけど床暖房はつけられるの？」

「マンションでも床暖房を後付けできる？」

 

そんなお問い合わせを多くいただきます。

今回は人気の住宅設備である床暖房について掘り下げてみたいと思います。

 

 

目次

 

 

１　床暖房は後付けできる！？

 

新築で販売されている一戸建て、マンションには必ずと言っていいほど床暖房は付いていますが、築古物件には付いていないのがほとんどです。

床暖房の後付けはできるのか・・？とご相談をいただくことが多くあります。

結論からいうと「床暖房の後付けは可能です！！」

 

ただし、マンションの場合は、管理規約によっては床暖房の施工ができない物件もあります。

床の張り替えを禁止していたりする場合があるので、まずは管理規約の確認をしましょう。

 

床暖房は床下に熱源を設置して、床を暖める暖房器具です。

使ったことがない人は、「床暖房なんて足元を暖めるだけでしょ？部屋が暖まるの？」と思うかもしれませんが、冷えやすい足元から暖め、放射されるので部屋全体が暖まります。

部屋の広さの6割以上に床暖房を敷くと空間を効果的に暖めることができると言われています。

エアコンのように顔は暑いけど足元が冷えるということがなく、寒冷地でない気密性の高いマンションなら、床暖房だけでも十分という方もいます。

床暖房のメリットとデメリットをご紹介します。

 

床暖房のメリット

 

じんわりと足元から暖めてくれる

エアコンなどと違い、顔だけ熱く、足元の冷えが取れないということがありません。

床全体で部屋を暖め、足元からじんわり暖めてくれます。

 

お掃除などメンテナンスが不要

使う時はスイッチ一つで、日々のメンテナンスが不要です。

ストーブやファンヒーターのようにシーズン中に何度も給油する手間や、お掃除の必要もありません。

ただし、熱源機には寿命がありますので10～15年に一回程度、交換が推奨されています。

 

乾燥しにくく、空気がクリーン

熱源に触れてやけどをするなどの心配がなく、小さいお子さんがいるご家庭でも安心です。

空気を汚さず乾燥もしにくいので、身体にやさしい暖房器具となっています。

 

 

床暖房のデメリット

 

初期費用がかかる

床暖房は設置するために高額の初期費用がかかります。

広さや、種類によっても異なります。

 

部屋が暖まるまでに少し時間がかかる

床暖房はストーブのようにつけたらすぐ暖かいというわけにはいきません。

じわじわ暖まるので、タイマーをうまく使って使用するとよいでしょう。

 

 

 

 

床暖房の種類は大きく分けて2種類あります。

それぞれの特徴などをご紹介します。

 

【電気式床暖房】

電気式床暖房は、床下に電熱線の入ったパネルを設置する方式の床暖房です。

リフォーム工事も比較的簡単で、工期も最短1日で終わることが多いのが魅力です。

導入コストも比較的リーズナブルになっています。

ただし、電熱線の場所によって暖かさにムラが出ることがあり、高温部に長く肌を密着させていると低温やけどの恐れがありますので脱衣所やキッチン、トイレなど一時的に使う狭い場所への設置にオススメです。

 

【温水式床暖房】

温水式床暖房は、床下に配管を設置して、ガスや電気で暖めたお湯を流して暖める方式の床暖房です。

リフォーム工期は3日から一週間ほどかかるのが一般的です。

温水式床暖房の導入コストは電気式床暖房に比べると高くなりますが、ランニングコストは抑えることができます。

また、電気式床暖房よりも早く暖まることができ、温度も40℃くらいまでしか上がらないので、長く使っても低温やけどの心配がありません。

リビングやダイニングなど長い時間を過ごす場所には温水式床暖房をオススメします。

 

 

３　施工方法の種類

 

床暖房の施工方法は「直貼り」と「張り替え」の2種類あります。

それぞれご紹介します。

 

 

【直貼り】

直貼りは既存の床の上に床暖房を貼り付ける方法です。

コストは抑えることができますが、直貼りすると床がその分高くなってしまうため、段差ができてしまいます。

気になる場合は追加で段差をなくす工事が必要になります。

リフォーム工期は短く、1.2日で完了することがほとんどです。

 

【張り替え】

張り替えは、既存の床を剥がして床暖房を設置して、新しい床を上からかぶせていく方法です。

直貼りよりコストはかかりますが、段差ができず美しい仕上がりです。

バリアフリーをお考えの場合は張り替えをオススメします。

リフォーム工期は3日～一週間ほどかかることが多いです。

 

床暖房の種類や施工方法についてご紹介しました。

床暖房は、導入にコストがかかりますが、メンテナンスも不要で、小さいお子さんがいても安心して使える暖房器具です。

長い目でみると導入してよかったと思うこと間違いなしです。

冬のお部屋の寒さにお悩みでしたらぜひ床暖房の導入もご検討ください。