COLUMNリフォームコラム
小上がりリフォームで過ごしやすく、収納も増やせるお部屋作り
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- 知識
◇ 小上がりリフォームで過ごしやすく、収納も増やせるお部屋作り ◇
小上がりとは、居室の中に段差でもう一つ居室をつくるような間取りのことをいいます。
特にリビングリフォームで人気の間取りになっています。
お子さんの遊び場スペースとして
来客時の客間として
収納を増やすため
などなど小上がりを作る目的はさまざまです。
小上がりの用途や、作ることによって得られるメリットだけでなくデメリット、設置する際のポイントなどについてもご紹介したいと思います
ぜひ参考になさって下さい。
目次
1 小上がりの用途
小上がりは、段差を有効活用し、いろいろなテイストに馴染むスペースとして、新築だけでなくリフォームでも導入を検討する方が増えている設備です。
一般的にリビングの一角に設置されることが多いようです。
フラットな空間でなく、小上がりにすることで得られる良さがあります。
くつろぎスペースだけじゃない小上がりのさまざまな用途をご紹介します。
【子供用の遊び場】
リビング内を高低をつけてゾーニングできる小上がりは、子供のスペースとしてオススメです。
小さなうちはベビーゲートを付けて落下を防ぐと安心です。
おもちゃを散らかしても小上がりだけなので、乱雑に見えません。
お昼寝をする際もリビングなら目の届く場所ですし、床から舞い上がるホコリなども気になりません。
小学生になったら学習スペースにとして、学習机を置いて宿題などをするスペースとしてもよいでしょう。
普通の広いだけのリビングよりも、小上がりなら散らかって見えず、ストレスが少ないですよ。
【来客用の寝室】
小上がりは、お布団を敷くだけで快適な寝室に早変わりします。
お客さまや親せきなど来客が多いご家庭には助かりますね。
かさばる寝具でも、収納タイプの小上がりなら片付けにも困りません。
【書斎/ワークスペース】
小上がりにローテーブルを設置したり、カウンターを作成することで簡単なワークスペースとして使用できます。
壁面に本棚などを造作すると、書斎としても使うこともできます。
毎日ではないけれど在宅勤務をする機会が多い方には、リビングのダイニングテーブルとは違い、集中できるスペースになります。
【床下収納スペース】
収納を増やす目的で小上がりリフォームを希望される方もいらっしゃいます。
床面積を犠牲にせず使える便利な収納スペースです。
来客用の布団や、季節家電やオフシーズンの衣類などをしまうのもよいですね。
引出しタイプと、跳ね上げタイプがあるので使い勝手に合わせて選びましょう。
【ベンチ代わりに】
高さを考えて設置をすると、ベンチ代わりに使うことができます。
足腰が悪い方は、低いソファなども立ったり座ったりが大変になってしまいますが、小上がりをベンチ代わりに使うと足腰の負担が楽になりますよ。
床とちがい、少しだけ横になるのも抵抗なくできるのも小上がりならではです。
メリット
収納力が上がる
小上がりの段差を活かして収納スペースを作ることができます。
もともと収納としてつくられているものもあり、収納を増やすということを目的とする方も多いです。
背の高さがあるものを収納することはできませんが、季節家電や、キャンプ道具など嵩張るものを目につかないようにスッキリ片づけることができます。
日々使うおむつやティシュなどの日用品の収納をする場合は引出し式にすると使い勝手が良いでしょう。
収納を作らず、掘りごたつを作る方もいらっしゃいます。
正座をせずに椅子のようにくつろげると好評です。
ホコリやゴミが入りづらい
小上がりは、段差によりリビングからのホコリやゴミが浸入しにくく衛生的です。
フラットなリビングに比べて「地べた感」が少ないので、小さなお子さんのお昼寝の場所としても、目の届く場所ですし安心ですね。
立体感のある奥行きのあるリビングになる
小上がりがあることで奥行きが生まれ、リビングが広く見えます。
また一段高い分、小上がりで遊ぶお子さんの様子が見えやすくなり、安心して料理や家事ができるというメリットもあります。
立体感のある空間になる
家の中にメリハリが生まれ、立体的な空間になります。
お部屋のイメージチェンジをしたい時にも小上がりリフォームはオススメです。
デメリット
バリアフリーにならない
小上がりは段差を活かしている設備のため、バリアフリーになりません。
お掃除ロボットを使っているご家庭の場合、掃除を分けてしなくてはなりません。
赤ちゃんやお年寄りがいるご家庭の場合、転落やつまづきなどの心配もあります。
介護が必要になった時、小上がりが邪魔になってしまう可能性もあります。
小上がりを考えた時に抑えるべきポイントは「高さ」「広さ」「間仕切り」の3つです。
① 高さ
使い勝手の良い小上がりの高さは30~40㎝の間がよいとされています。
低すぎると腰を掛け辛く、収納として使う場合収容量が少なくなってしまいます。
座り心地の良いベンチなどがあったら高さを測ってみるのもよいでしょう。
使う人が心地よく使える高さを模索するのが大切です。
② 広さ
一般的な小上がりは3畳、4.5畳、6畳です。
リビングに作る小上がりの場合4.5畳を選ぶ方が多いようです。
③ 間仕切り
間仕切りを作ると閉塞感をあたえてしまうことがありますが、扉を半透明のものにしたりすると解決できます。
客間や、寝室として使用したい場合間仕切りは作った方がよいでしょう。
いかがでしょうか?
小上がりは、どんなテイストのお部屋にも馴染み、スタイリッシュなお部屋になります。
収納スペースを増やしたい方にもとてもオススメなリフォームです。
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