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団地リノベーションでマイホームを作るとき、失敗を防ぐコツ
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◇ 団地リノベーションでマイホームを作るとき、失敗を防ぐコツ ◇
古いと敬遠されがちだった「団地」を購入してリノベーションするマイホーム作りに注目が集まっています。
立地が良く緑ゆたかで、人と人とのコミュニティがあるため、住環境の良さから、子育て世帯はもちろん、一人暮らしの方にも人気です。
いま注目を集めている団地リノベーションのメリット・デメリット、リノベーションをする際の注意点などをご紹介します。
目次
1 団地リノベーションのメリット・デメリット
そもそも、団地とマンションは何が違うのでしょうか?
実は団地とマンションの違いは法律上特に規定はありません。
辞書には「団地とは大きな敷地に計画的に集めて建てられた共同住宅が集まった地区」という内容が記載されています。
一般的に団地は公営住宅や、UR都市機構など賃貸のイメージが強いかもしれませんが、「分譲団地」として普通のマンションのように購入できる物件もあります。
メリット
【費用を抑えられる】
団地を購入してリノベーションをする一番のメリットは、なんといっても費用を抑えられることではないでしょうか?
流通している分譲団地の物件は、30年以上前に建てられたものが多く、底値を迎えているため、同じエリアの同じような間取りのマンションと比べるとかなり購入価格が抑えられます。
売却を考えた時も、購入時から大きく値下がりする心配もないでしょう。
【建物の構造が丈夫】
中古物件を選ぶときに、耐震性を気にする方は多いと思います。
団地のほとんどは「コンクリート壁式構造」で建てられており、とても丈夫です。
壁式構造とは、一般的な柱で建物を支えるのではなく、壁全体で建物を支えているからです。
実際に阪神淡路大震災、東日本大震災のときも、団地は大きな被害を受けた報告はありませんでした。
1981年以前の旧耐震基準で建設されているほとんどの団地も耐震補強工事がされています。
【敷地内にコミュニティが揃っている】
団地は、広い敷地に建てられています。
敷地内にスーパーや商店街、病院、郵便局、銀行、小学校や幼稚園などの施設が併設されていることも多く、団地内のコミュニティが形成されていることから、敷地内で用事を済ませることが出来るます。
駅からの交通の便がよい物件も多いです。
デメリット
【エレベーターがない物件が多い】
現在は、5階建て以上の集合住宅にはエレベーター設置が義務つけられていますが、昭和40年ごろまでに建てられた団地はエレベーターがない物件も多いです。
あっても、小さいものが多く、引越しの荷物の搬送などもできない場合があります。
1.2階に居住すれば問題ないですが、5.6階となると、毎日の負担はもちろん、将来の心配もありますので注意しましょう。
子育てを考えている方は、ベビーカーの上げ下げも大変ですので、エレベーターのない物件の場合は下層階を選ぶようにしましょう。
【共有部分は古くてもリノベーションできない】
お部屋については使い勝手よくリノベーションができますが、エントランスの段差やベランダなどは共有部分にあたるため勝手にリノベーションできません。
エレベーターや外廊下、玄関ドアについても、共有部分になるため個人で勝手に替えることはできません。
【間取りに自由がきかない場合がある】
団地は「壁式構造」で、柱ではなく壁で支えているため丈夫であることがメリットになりますが、その反面、構造上どうしても壊せない壁というのが存在します。
そのため、間取りや天井の高さについては変更ができない場合もあります。
一般的なマンションと比べて間取りの自由度は低いことが多いです。
施工会社に相談をし、出来るベストを尽くしてもらいましょう。
団地はコミュニティが集まっているのが魅力ですが、シャッター商店街になっていないでしょうか?
せっかく住むなら活気ある団地がいいですよね。
また、団地は小さな街のようなものです。
治安や雰囲気は悪くありませんか?
タバコやゴミが投げ捨てられていないか?
共有ポストに手紙が溜まっていないか?
自転車置き場やゴミ捨て場など共有のスペースはキレイに保たれているか?
外廊下やエントランスの電球は切れていないか?
掲示板は生きているか?
実際に足を運び、住人の気持ちになって歩いてみると良いでしょう。
また、住んでみないと分からないことも多いかもしれませんが、電気・ガス・水道の劣化状況なども管理会社を通してきちんと確認するのをオススメします。
「水道管劣化から水がまずい」
「電気の容量が小さく、住んでから変更できないと言われた」
心配事は購入前に確認をきちんとするようにしましょう。
立地や、交通の便がよい団地を、マイホームとして購入しリノベーションしたいと検討する方が増えています。
もちろんメリットだけではありませんが、同じ条件のマンションに比べると価格を抑えられるのはやはり魅力的ですよね。
多くの団地は、築年数が40年ほど経過している建物がほとんどですので、管理・修繕がしっかりされているかを確認し、デメリットもしっかり理解した上で選びましょう。
どこまで希望の工事ができるか、施工業者に相談をしてみましょう。
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