COLUMNリフォームコラム
使いやすくて家族みんなに優しい建具の選び方
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◇ 使いやすくて家族みんなに優しい建具の選び方 ◇
「建具」とは、開口部に設けられた開閉機能のついた仕切りのことをいい、
その中でも室内で使われる室内ドアや、扉、戸、障子や襖などを「内部建具」といいます。
最近は、大手メーカーからもデザインや豊富なカラーなどおしゃれな建具がたくさん販売されていて、
大きな工事をしなくても建具を交換するだけで、すてきなお部屋にイメージチェンジすることができます。
そして、見た目だけでなく、機能的にも家族みんなが使いやすい建具に交換しませんか?
今回はこの「内部建具」に注目して、建具選びを失敗しないためのポイントなどご紹介したいと思います。
リフォームや、交換を考えている方の参考になりましたら幸いです。
目次
1 建具の種類
内部建具には、出入り口ドア・間仕切り用建具・収納建具・水回り用建具など様々な種類があります。
リフォームをする際、間取りも大きく変える大規模リノベーション工事の時は内部建具は新しいものに入れ変えることが多いです。
また、簡単な模様替えや、故障や破損などで建具のみを取り替えることも可能です。
建具を選ぶときに一番重要視されるのは建具の「開き方」です。
代表的なものでは「開き戸」「引き戸」、クローゼットなどで使われることの多い「折れ戸」になります。
どのタイプにするか迷ったときにポイントとする点は以下の通りです。
■ 開き戸
【メリット】
気密性が高いので、人が集まってにぎやかなLDKのドアや、寝室、書斎などには開き戸がおすすめです。
密閉度も高く、空調も効きやすいというメリットもあります。
取り付けが比較的簡単で、施工もしやすい。価格も一番お手頃です。
デザインがおしゃれ。ブルックリンスタイルや、北欧風、などの外国風のインテリアにピッタリ。
【デメリット】
ドアを開閉するスペースが必要になる。
狭いスペースにドアが密集する場合、ドア同士が干渉しないようチェックが必要。
■ 引き戸
【メリット】
バリアフリーの面で優秀。車いすの人でも戸の開閉がひとりでできる。
レールのない釣りタイプだと段差がなく、さらに快適。
ドアの開け閉めの時にほかの戸と干渉しない。
好きな広さで開けておくことができるので、光や風の量を自由に調節ができる。
【デメリット】
開くときに戸を収納するスペースが必要になる。
開き戸より、気密性は劣る。
開き戸より価格が高いものが多い。
■ 折れ戸
クローゼットなど収納場所の扉のイメージがある折れ戸ですが、室内で引き戸にするスペースがない時に採用されることもあります。
内側と外側どちらからでも開閉ができる折り戸もあります。
【メリット】
省スペースで中のものが取り出しやすい
【デメリット】
隙間に指を挟んでしまうことがあるが、最近はクッションがついていて安全性が向上しているものが多い。
猫を飼っている人が欲しいグッズランキングで上位にはいるのが「キャットドア」なのだそうです。
猫は開き戸でも引き戸でもうまいこと自分が通れるだけの隙間を開けて頭をねじ込んでお部屋に入ってきます。
でも、困ったことに、閉めてはくれないんですよね。
「いつもドアが開きっぱなし」
「冷暖房の効率が悪い」
「隙間風で寒い・・」
猫飼いさんのお悩みなのではないでしょうか?
キャットドアの取り付けは、主に2通りの方法があります。
既存のドアに部分的にキャットドアの扉を後付けする方法と、ドアごと交換する方法です。
後付けの場合の費用の相場は2~3万円
ドアごと交換の場合は、使うドアによって大きく差がでますが、キャットドア付きの建具は普通の建具より高いので、8~10万円が相場でしょう。
賃貸住宅ではリフォームする場合、大家さんの許可が必要です。
リフォームの許可が得られた場合でも、退去時には元の状態に戻す必要があるので、注意しましょう。
お年寄りや子ども、性別、国籍、障がいの有無などに関係なく、全ての人に使いやすいのがユニバーサルデザインです。
普段何気なく開閉しているドアでも、使う人によってさまざまな使いづらさを感じることもあるでしょう。
ドアの開閉は日常であり、様々な人の日常に寄り添えることがたいせつです。
大手の建具メーカーから、おしゃれで機能性も高いユニバーサルデザインの建具がたくさん出ています。
お年寄りや、小さなお子さんでも少しの力でも開閉できるドア
すこし低い位置に設置されているドアノブ
介助スペースを確保するために間口を広くとったドアなど。
毎日何度もつかう建具は、どんな人にとっても使いやすいものであることが大切です。
家族の誰かが、家の中での移動にストレスを感じているのであれば、建具の交換リフォームで解決することがあるかもしれません。
ユニバーサルデザインを取り入れてみるのはいかがでしょう?
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