COLUMNリフォームコラム
中古マンションを購入してリノベーションをする際のポイントや注意点
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◇ 中古マンションを購入してリノベーションをする際のポイントや注意点 ◇
新築マンションが高騰するなか、中古マンションを購入してリノベーションをする方が増えています。
中古マンションは立地が良い物件も多くあり、新築よりもリーズナブルに購入できることが多いです。
古い設備でも、リノベーションで新しくすれば、新築と変わらず快適に暮らせます。
そんな大人気のマンションリノベーションですが、注意しなくてはならないこともあります。
今回は、中古マンションを購入してリノベーションをする際のポイントや注意点をご紹介いたします。
目次
1 中古マンションのリノベーションの際の注意点
■ 「専有部分」と「共有部分」を理解する
マンションリフォームで一番の注意点は「専有部分」と「共有部分」を理解することです。
リフォームができるのは専有部分のみです。
共有部分は、自由にリフォームをすることができません。
専有部分
マンションの所有者個人が所有する部分をいいます。
部屋の内側の居住スペース(室内・壁・床・キッチン・お風呂・トイレなど)部分は、自由にリノベーションOKです。
ただし、梁や撤去できない壁やパイプスペース(PS)などは構造上、専有部分でも勝手に移動や工事ができないこともあるので注意、確認が必要です。
共有部分
マンションの所有者全員で共有する部分をいいます。
先に説明をした専有部分を除いた部分全てとなります。
専有部分と間違いやすい箇所をご説明します。
・玄関ドア
・ベランダ
・窓ガラス・サッシ
上記は、専有部分と思いがちですが、共有部分になります。
マンションの外観に影響が出てしまうので好きなようにリフォームすることはできません。
特に、サッシをリノベーションのときに色をインテリアに合わせたいとご相談をうけることも多いですが、出来ないことが多いので、必ず管理組合の許可が必要です。
逆に玄関ドアの不具合や、窓ガラスが割れてしまった時は、共有部分なので管理組合に修理してもらえることが多いというメリットもあります。
■ 希望する間取りに変更ができるか?
リノベーションのメリットのひとつに自由な間取りにできることが挙げられます。
新築物件は、設備は新しくキレイですが間取りはある程度目をつぶらなけらばならないところでしょう。
ですが、いくらリノベーションでも100%間取りが自由にできるわけではありません。
構造や管理規約などの理由で、間取りの変更に制限があることも少なくありません。
ココをチェックせずに物件を選んでしまうと、希望通りの間取りにリノベーションできずがっかり・・・という失敗に繋がってしまいます。
構造によって工事できない箇所は、図面や管理規約から判断ができるので、施工店に確認をしてもらうようにしましょう。
■ 旧耐震基準のマンションではないか?
中古マンションを購入する際に注意をしてもらいたいポイントですが、マンションの耐震基準をチェックしましょう。
1981年以前に建てられたマンションは旧耐震基準のものが多いです。
少しでも地震被害のリスクを減らすためにも、長く暮らす住まいは1981年以降に建てられた新耐震基準のマンションをオススメします。
共有部分は勝手にリフォームができないので、耐震基準を個人でUPするというのは難しいです。
旧耐震基準のマンションはローンの審査も通りにくいという懸念もあります。
中古マンションを購入する際にぜひ活用いただきたいのが「ホームインスペクション」です。
ホームインスペクションとは、簡単に言うと「おうちの健康診断」です。
第三者的立場の専門家(ホームインスペクター)が、専門的な立場で住宅の劣化状況、不具合、改修すべき箇所、おおよその費用などを見極めてアドバイスをくれます。
耳慣れないホームインスペクションですが、米国では不動産取引の半数以上の割合で当たり前に実施され、常識となっています。
日本でも2018年4月から中古物件の取引でのみ義務化され、個人でも安心して購入したいということから急速に普及し始めています。
日本ホームインスペクターズ協会によると、建物面積が30坪程度の建物のホームインスペクションで2~3時間かかり、費用はマンションの目視診断で40,000円~60,000円位が相場になっています。
3 まとめ
中古マンションを購入してリノベーションをするという選択は、コストを抑えてライフスタイルに合った住まいを作れる可能性が高まります。
また、購入前にお部屋の構造や管理規約などをしっかり理解したうえで、希望の間取りリノベーションができるかどうかを確認しましょう。
リノベーションを検討している方は、満足のいくマイホームに近づけるよう、実績の多い施工店にお願いするようにしましょう。
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