COLUMNリフォームコラム
気になる費用は?失敗しない!マンション配管の交換リノベーション
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◇ マンションの配管の老朽化について ◇
給・排水管はマンションの壁の中や床下などに通されていることがほとんどです。
直接見える部分ではないため、水漏れや赤水などの異変に気付いた時には大きなトラブルになっていることも少なくありません。
そういったことを出来るだけ防ぐために知っておくべき内容をご紹介します。
給排水・給湯の配管の寿命はどのくらいでしょうか?
給水管や排水管、給湯管など、それぞれサビにくい材質や耐用年数の長い材質が使われていたとしても経年劣化で段々と性能は落ちていきます。
配管ごとに中を流れるものに合った素材が使われておりそれぞれの交換時期の目安は違ってきますが、
例えば…
・サビが混ざった赤っぽい水が出る ・濁りが出てきた
などの変化が見られる場合は早いうちに交換が必要です。
もし変化を感じていなかったとしてもマンションの配管交換は下記の期間を目安に点検・交換をしていくことが望ましいと言えます。
2~3年に1回:配管の点検
10年に1回:配管器具(バルブや計器など)交換
20~25年に1回:共有部/専有部 配管交換
あまり気にせず過ごしてしまいがちな配管ですが、実は目に見えない部分で劣化が進んでいます。
漏水、サビの混ざった赤水、異臭などの異変に気付いてからの対処では修繕にかかる費用が高くなってしまうこともあります。
そうならないために、2~3年に一度はマンション専有部分の配管定期点検を受けるようするよう心掛けてください。
そして、水道水の質にもよりますが、お住まいの地域によっては水道水に含まれるミネラルが多く水道管内にミネラル分が付着し流れが弱くなりやすいといった事があります。
このような地域に建っているマンションの場合は、他の地域よりも早く水道管が詰まってしまうことがありますので、通常より早めのタイミングで点検・交換を行った方が良いでしょう。
とはいえ、マンションの場合は共同部分の配管も多いので、個別に専有部分の交換だけ行っても改善されない可能性もあります。もしそれほど気になる異変がない場合には、マンション全体の大規模改修と同時に交換するのがちょうど良いかもしれません。
2 給湯管が銅管のご自宅(マンション)は要注意!
築15年以上のマンションでは銅製給湯菅による漏水事故が多く発生しています。
最近は樹脂製の給湯菅が普及し、銅管の給湯管ではないお住まいも増えてきいますが、お住まいのマンションが建てられた年代や地域よっては、表面に酸化銅被膜ができることで腐食しにくいと言われている銅管が使用されていることが多くあります。
“腐食しにくい”と言われてる銅管ですが、表面に酸化銅の欠落部があると、その部分から腐食し穴が開き、漏水トラブルにつながってしまうのです。
マンションで漏水が起こってしまうと
・自宅はもとより、階下の住民に大きな被害が発生する
・マンションの資産価値が下がる(配管の修繕によってマンションの美観が損なわれた場合、マンションの資産価値は低くなってしまいます。)
・自宅、配管の修繕に費用が掛かる(マンション保険等で階下のお宅への被害は保険でまかなわれますが、自宅の修繕については保証されないケースがほとんど。)
水質や流速の影響もありますが、早い場合は設置後6~7年で漏水を起こすこともありますので銅管を給湯菅に使用しているマンションでは注意が必要です。
老朽化した配管を交換するにはどれぐらいの費用がかかるのでしょうか?
多くの場合、マンションの配管工事の費用は戸建住宅に比べると相場はやや高くなります。
~給水管の交換~
配管がむき出しなのか、もしくは壁の中を通っているかによって費用は変わってきますが、水道管のみを改修する場合の費用は 約15万円程度 が相場のようです。
~排水菅の交換~
こちらも工事個所の状況によって変わりますが、約1万5千円~2万円/mが相場のようです。
~給水管・排水管の両方を交換する場合~
だいたい約50万円前後が相場です。
マンションの配管交換は、お風呂やキッチンをリフォームする際に一緒に交換をすることをおすすめします。
その理由としては…
「配管交換のためだけに壁・床を壊さなくて済むので費用が抑えられる」
お風呂やシステムキッチンを新しいものにリフォームする時には、元々あったものを一旦取り外してから設置をします。
その際に普段は壁や床の中に通されている配管がむき出しになるので、わざわざ配管交換のためだけに壁や床を壊すことなくいっぺんに工事を行うことができ、別々に工事を行うよりも費用が安く済みます。
そしてもし、お風呂やキッチンのリフォームの時に配管交換をしなかった場合…
「マンション配管改修工事(大規模改修)の時に、また床や壁を壊すことになる」
せっかくお風呂やキッチンをリフォームして新しいものに入替、その時に壁や床もキレイに補修したとしても、もしもマンション全体の配管改修工事で専有部分の配管に劣化が見つかってしまった場合には再度配管部分の壁や床を壊すことになります。
マンションにお住まいの方は特に、せっかくのリフォームが台無しにならないようにお風呂・キッチンのリフォームと配管交換はセットで行う方が安心です。
当社は【一般建設業/管工事業】の許可を受けており、一級管工事施工管理技士も在籍しております。
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専門家の立場から、しっかりと適切なご提案をさせていただきます!
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