◇　スタイリッシュなタンクレストイレにしたい。注意点やメリット・デメリットをご紹介　◇

 

 

 

 

トイレは日常生活の中で欠かせない存在であり、その使い勝手やデザインは毎日の生活の快適さに直結します。

トイレのデザインがスタイリッシュであることは、お家の印象を左右するといっても過言ではありません。

そこで、近年人気の「タンクレストイレ」について詳しく探ってみましょう。

タンクレストイレの特徴、メリット・デメリット、そして注意すべきポイントなどご紹介致します。

 

 

目次

 

 

１　タンクレストイレとは？

 

「タンクレストイレ」とは、トイレの進化した形態の一つで、日本を中心に普及している革新的なトイレのタイプです。

その特徴的な点は、伝統的なタンクトイレと比べて、水タンクが存在しないことです。

伝統的なタンクトイレは、水を貯蓄するためのタンクがトイレの背面に設置されており、フラッシュ時にこのタンクから水が流れて便器を洗浄します。

しかし、タンクレストイレではこの水タンクが省略されており、壁に直接取り付けられるので、水道から直接水を流し洗浄することができるスリムなデザインが特徴です。

タンクレストイレは、そのスリムでモダンな外観と、節水になる点が人気の要因です。

日本では節水トイレとしての普及が進んでおり、水道料金の節約と環境への配慮に貢献しています。

デザイン面でも優れており、トイレスペースの美しさを向上させ、スタイリッシュなインテリアの一部として組み込むことができます。

 

 

 

 

メリット

 

トイレのスペースを広く使える

タンクレストイレはタンクが不要なため、一般的なタンク式トイレに比べてコンパクトでスリムなデザインを実現します。

これにより、トイレスペースを広く活用できます。

 

掃除がしやすい

タンクレストイレは、タンクがないため、隙間に汚れがたまりにくいです。

掃除が簡単で、衛生的な状態を維持しやすい特長があります。

 

節水効果が高い

タンクレストイレは水道から直接水を供給し、必要な分だけ水を使うため、一回の使用における水の使用量が少なく、環境への負担を軽減し、水道料金の節約になります。

 

連続で水を流すことができる

タンク式トイレは一度水を流した後、タンクに水が再充填されるまでしばらく流すことができません。

しかしタンクレストイレは直接水から供給されるので、水を溜める時間が不要です。

連続して使用することが可能になります。

 

 

デメリット

 

停電時に水が流れない

タンクレストイレは電気を必要とするため、停電時には水を流すことができません。

緊急の場合はバケツなどで水を一気に流すなどで対処したり、メーカーによっては緊急事態に手動洗浄ができるものもあるので、取扱説明書を確認してみましょう。

 

水圧が弱いと設置できない

タンクレストイレは適切な水圧が必要です。

水圧が弱い場所では設置できないことがあります。

 

手洗い部分がついていない

一部のタンクレストイレには手洗い機能が付いていないことが多いです。

手洗い場が必要な場合、別途手設置する必要があります。

 

本体価格が高い

タンクレストイレは一般的にタンク式トイレよりも高価です。

初期投資が高いため、予算に制約のある人には選択肢として難しい場合もあります。

 

故障しても部品交換ができず修理費用が高い

タンクレストイレは複雑な構造を持っており、故障した場合、部品の交換が難しく修理費用が高額になることがあります。

定期的なメンテナンスが重要です。

 

これらのメリットとデメリットを総合的に考慮し、自身のニーズや予算に合ったトイレの選択を検討することが大切です。

 

 

 

３　タンクレストイレを検討したときに知っておきたいこと

 

トイレのリフォームや新設を検討する際、スタイリッシュで節水効果の高いタンクレストイレを希望される方が多いです。

しかし、設置後のトラブルを避けるためには、いくつかの重要な注意点を把握しておくことが必要です。

タンクレストイレを検討する際に知っておきたいポイントについてご紹介します。

 

2階以上の場所の設置は注意が必要

 

故障したとき部品交換ができず修理費用が高くなる

タンクレストイレは便器と便座が一体型のトイレであり、故障が発生した場合、全体を修理する必要があります。

一般的に、トイレの寿命は平均で約10年です。

部品の寿命が来る可能性が高いため、使用頻度や環境によりますが、10年を目安にトイレの買い替えを検討することをおススメします。

 

 

トイレは毎日必ず使用する空間であり、故障すると生活が不便になります。

そのため、トイレのリフォームや交換を検討する際に、じっくり時間をかけて検討する余裕がなくなることがあります。

施工後から「もう少し時間をかけて検討すればよかった」と後悔しないためにも、トイレに関する気になる症状が現れたら、早めに検討を始めることをおすすめします。

工事のご相談などが必要な場合は、お気軽にお問合せください。