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コロナ禍で注目!24時間換気システムについて
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◇ コロナ禍で注目!24時間換気システムについて ◇
コロナ禍でも感染防止のため常に言われている「換気」ですが、みなさん24時間換気システムをきちんと活用されていますか?
「音が気になる・・」
「外気が入ってきて寒くなるからイヤ・・」
「電気代がもったいない・・」
「換気が必要な時に窓を開ければいいんじゃないの・・?」
と思ってあまり使っていない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
24時間換気システムのもつ役割や、種類などご紹介いたします。
目次
24時間換気システムとはその名の通り「24時間換気をするシステム」のことを言います。
2003年の建築基準法の改定により、これ以降に建てられた建物には24時間換気システムの設置をすることが義務付けられました。
背景としては、マンションだけでなく、戸建てでも住宅の気密性が高く、空気の出入りが少なくなってきたことがあります。
機密性が高いため、室内の空気が滞留してしまい、建材や壁材から発生する化学物質や、カビ、ダニ、ハウスダストなども外に出ていかなくなってしまいシックハウス症候群が発症する可能性が高くなってしまいます。
このことから、室内の空気の環境を良好に維持するための24時間換気システムはとても重要で、法律により義務化されました。
24時間換気システムは「1時間で室内の半分以上の空気の入れ替えができる設備」が必要です。
「だったら窓を開けたり、換気扇を回せばいいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、キッチンの換気扇を回しただけではとても家中の換気はできません。
窓を開けるとしても、無風であれば換気にならないこともあります。
このコロナ禍でも家の中に万が一持ち込んでしまったウイルスを外へ排出するためにも、24時間換気システムは可動させてください。
「換気システムの主な役割」
有害物質の排出
室内に滞留してしまう有害物質をスピーディーに外に排出することができます。
シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなどの有害物質だけでなく、花粉、PM2.5などのアレルギー物質、コロナウイルスなども排出し、クリーンにしてくれます。
結露の予防
結露は住宅にとって天敵です。
24時間換気システムで強制的に換気をすることによって結露の発生を防ぐことができます。
空気の循環
呼吸で排出される二酸化炭素も、気密性が高い住宅では濃度が高くなってしまいます。
空気の循環をさせることでいつでも爽やかな空気を保てます。
24時間換気システムには主に3つの換気方式があります。
それぞれのメリット・デメリットなどご紹介します。
第1種換気方式
給気口と排気口の両方に換気扇を設置する方法です。
二か所に換気扇を設置するため、設置コストが高いのがデメリットです。
しかし、空気の循環が最も良く、安定した換気ができます。
ご家族にアレルギー体質の方がいたり、住宅の気密性が低い、空気汚染がひどい地域にお住いの方にはおススメです。
設置コストも高いですが、ランニングコストも高いので注意が必要です。
第2種換気方式
給気口のみ換気扇を設置し、排気は自然に任せる方法です。
強制的に給気されると部屋の気圧が高まります。気圧が高まると外気が入りづらくなるため、クリーンルームや食品工場、手術室などに向いています。
また、室内の気密状態から結露が発生しやすく、一般の住宅にはあまり使われていません。
第3種換気方式
給気口から自然に給気を行い、排気は換気扇で行う方法です。
結露にも強く、多くの一般住宅や、マンションで採用されている方法です。
全ての部屋に給気口をつける必要はありますが、設置コストやランニングコストも抑えられ、特にメンテナンスも必要もありません。
しかし、外気の侵入口が多いので暖房費が高くなってしまう可能性があります。
一般住宅に採用されることが多いのは第3種換気方式ですが、コストなどを理解したうえで第1種換気方式を選ばれる方もいらっしゃいます。
健やかに暮らすために2003年から設置が義務つけられている24時間換気システムですが、きちんとお手入れをしていないと電気代の無駄使いになってしまいますので、数カ月に一度は定期的にチェックをしましょう。
給気口や、中のフィルターはほこりがついていませんか?
給気口のふたは簡単に開くことができます。
掃除機でほこりを吸い取り、中性洗剤で洗い良く乾燥させます。フィルターが傷んできたら新しいフィルターに交換しましょう。
電気代がもったいないとおっしゃる方もいますが、お部屋の広さや地域によっても異なりますが、1カ月当たりの電気代は100〜500円程度といわれています。
24時間換気を止めることによるデメリットの方がとても多いです。
湿気や結露によるカビが発生しやすくなり、押し入れやクローゼット、などにカビが発生してしまう可能性が高まります。
24時間換気システムの稼働は止めずにご利用ください。
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