COLUMNリフォームコラム
クローゼットについて考える
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◇ クローゼットについて考える ◇
クローゼットとは衣服をしまうだけのスペースではありません。
内部を使い勝手よくすることで、家中の荷物をすっきりさせることができますよ。
快適な住まいづくりでは、充分な収納の確保が重要です。
ご自宅にぴったりなクローゼットを考えてみませんか?
目次
クローゼットとは、主に衣服や雑貨などを収納するスペースの総称です。
収納量はもちろんですが、使いやすさも考慮して作りましょう。
何を、どのくらい収納するのかによって奥行きなど必要な収納スペースが異なります。
生活動線も考えた収納の配置をイメージしてライフスタイルにあったクローゼットにリフォームすることをオススメします。
クローゼットは主に「壁面クローゼット」と「ウォークインクローゼット」の2つに分けられます。
どちらにするかを考えていきましょう。
壁面クローゼットのメリット・デメリット
壁面クローゼットは、狭い面積でも新設が可能です。
一般的に奥行きが60〜70㎝のものが多く、備え付けのハンガーパイプに洋服を吊るして横一列に収納するタイプのクローゼットです。
洋服が探しやすく、下の空いたスペースにサイズを合わせた衣装ケースなどを並べてさらに収納を増やせば、省スペースでも効率よく収納ができるメリットがあります。
デメリットは床面積が小さいので大型の荷物(スーツケースや、季節もののストーブや扇風機など)は収納できないところでしょうか。
使いやすい壁面クローゼットの奥行きは、60cm以上にするのが理想です。
そして、使っている衣装ケースなどがムダにならないようにきちんと採寸しておきましょう!
ウォークインクローゼットのメリット・デメリット
ウォークインクローゼットとは、クローゼット自体が部屋のようになっており、中に人が入って使うクローゼットです。
壁面クローゼットより大きな嵩張るものも収納できます。
人が移動するスペースが必要なのでその分面積が必要になります。
歩くスペースはものが置けないので、必然とデッドスペースが生じます。
仮に同じ面積のクローゼットをつくった場合、壁面クローゼットよりも収納量は少なくなります。
ウォークインクローゼットは、90cm位の奥行きがあると移動もしやすく使い勝手が良いでしょう。
クローゼットの扉なんて、どれにしても同じと思っていませんか?
扉はクローゼットの使いやすさを左右すると言っても過言ではないです!
扉選びのヒントをご紹介します。
折れ戸タイプ
壁面クローゼットの主流となっているのが折れ戸タイプです。
お客様の希望がなければほとんどこちらの扉が採用されているのではないでしょうか?
折れ戸タイプとは、扉を開くとき、レールをスライドしながら二つ折りになる扉です。
開けると全開になるので、物の出し入れもしやすく、中も見渡せます。
しかし、扉を開けるためには前にスペースが必要になるので扉周辺にはものが置けません。
また、扉を開けるのには少し力も必要なのでお年寄りや力が弱い方には大変かもしれません。
開き戸タイプ
お部屋のドアのように、取っ手を持って扉を開く開き戸タイプは、両開き戸と片開き戸があります。
扉を全開できるため、収納物が見やすく探しやすいですが、クローゼットの前面に開閉のためのスペースが必要になります。
また、扉を手前に開くという性質上、間口の広いクローゼットには適していません。
ウォークインクローゼットの場合は開き戸を採用される方が多いです。
引き戸タイプ
扉を横にスライドさせて開閉する引き戸タイプ。
1枚の扉を壁側に引き込む片引き戸と、2枚または3枚の扉が重なり合う引違い戸があります。
引き戸タイプは扉の開けるための可動スペースが必要ありませんのクローゼットの前に物があっても問題ありません。
車いすの方にも使いやすく、小さな力でもスムーズに開閉できるため、バリアフリー対策にも有効です。
デメリットは、方引き戸は横の壁側に扉を引き込むスペースが必要な点、引違い戸は、壁側のスペースは必要ありませんが、扉を全開させることができません。
扉なし オープンタイプ
思い切って扉をつけないオープンタイプという選択もあります。
物の出し入れもしやすく、湿気対策にもなります。
あえて「見せる収納」としてディスプレイする場合や、子ども部屋に向いています。
何より、扉にかかるコストダウンが図れます。
クローゼットを造るときは湿気対策をしっかりと!
クローゼットには湿気がこもりがちです。
特に北側にあるクローゼットには結露が発生しやすくなります。
クローゼット専用の内装材には、防湿機能がある機能性壁紙や、調湿能力の高いエコカラットなどでカビ・結露防止の対策をすると良いでしょう。
風通しが良くなるよう、ルーバータイプの扉もおすすめです。
とりすぎた奥行きはデッドスペースになることも
クローゼットをリフォームする際、ついつい広く作りたくなりますが、奥行きはとりすぎても物が取り出しにくくなるため、結果的にうまく活用できないことがあります。
デッドスペースにならないように、事前に何をクローゼットにしまいたいのかよく考えてみましょう。
いかがでしょうか?
クローゼットをリフォームする時の注意点やヒントをご紹介しました。
ぴったりな使い勝手の良いクローゼットにリフォームしてみませんか?
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