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住宅の断熱リフォームで冬暖かく、夏涼しく過ごすためのポイント
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◇ 住宅の断熱リフォームで冬暖かく、夏涼しく過ごすためのポイント ◇
家の中での快適な暮らしは、季節ごとの温度差に大きく影響されます。特に日本の寒暖差が激しい地域では、冬の寒さや夏の暑さが室内環境を大きく左右します。そのため、快適な住環境を整えるために「断熱リフォーム」は欠かせません。断熱性能を高めることで、冬は暖かく、夏は涼しい家を実現でき、エネルギー効率の向上にもつながります。本記事では、断熱リフォームの具体的なポイントと、実際にどのような効果が期待できるのかをご紹介します。これからの住まいづくりの参考にしていただければ幸いです。
目次
1 断熱リフォームって何?
断熱リフォームとは、建物全体の断熱性能を高め、季節に応じた快適な室内環境を維持するためのリフォーム工事です。特に、日本のように冬は厳しい寒さ、夏は高温多湿という気候では、断熱の効果が生活の質に大きな影響を与えます。断熱が不十分な家では、冬には冷たい外気が侵入し、室内が冷え込みやすく、暖房を多用しがちです。一方、夏には熱が室内にこもり、冷房を長時間使用する必要が生じます。
●6畳用エアコン1時間あたりの電気代
“6畳用エアコン1時間あたりの電気代は、冷房時は「約 4.0円~約 27.3円」、暖房時は「約 3.4円~約 46.5円」かかるとされています。
“引用:『富士通ゼネラル』“
(https://www.fujitsu-general.com/jp/support/faq/as/0010/index.html)
●断熱材を追加や二重窓へリフォーム
断熱リフォームでは、壁や天井、床、窓などの構造部分に断熱材を追加したり、窓を断熱効果の高い二重窓やLow-Eガラスに交換するなどして、外部からの熱の影響を軽減させます。その結果、冬は暖かく、夏は涼しい室内環境を実現でき、エアコンや暖房の使用を抑えることで光熱費の削減にもつながります。また、断熱性能が向上することで、結露の防止や建物の耐久性の向上にもつながります。
断熱リフォームには、建物のさまざまな部分に断熱材を導入する方法があります。まず代表的な手法として、壁、天井、床への断熱材の追加が挙げられます。これにより、外部からの熱や冷気を遮断し、室内の温度を安定させることが可能です。特に寒冷地では、床下や天井裏の断熱材が効果的で、夏の暑さ対策にも有効です。
●家の中で熱の出入りが一番多いのは「窓」
次に、窓の断熱性能を高める方法として、二重窓やLow-Eガラスを用いた窓リフォームがあります。窓は外気の影響を受けやすいため、高性能なガラスに交換することで、断熱効果が大幅に向上します。これにより、冬は冷気の侵入を防ぎ、夏は室内の冷気が外に逃げにくくなります。
●Low-Eガラスとは
Low-Eガラス(Low-Emissivity Glass)とは、熱の伝わり方をコントロールするために特殊なコーティングが施されたガラスのことです。「Low-E」(ローイー)とは「低放射」の略で、このガラスは表面に金属の薄い膜があり、熱の放射を抑える機能を持っています。Low-Eガラスは、通常のガラスに比べて断熱効果や遮熱効果が高く、窓からの熱の出入りを効果的にコントロールできます。
【Low-Eガラスの主な効果】
断熱効果
Low-Eガラスは、室内の暖かい熱を外に逃がしにくく、外の冷たい空気を遮断するため、冬には部屋の中を暖かく保つ効果があります。これにより、暖房効率が向上し、暖房費の節約にもつながります。
遮熱効果
夏場には、太陽光の熱を反射することで、外からの熱を室内に入りにくくします。そのため、室内が暑くなりにくく、冷房の効率も上がります。
紫外線カット
Low-Eガラスは紫外線も大幅にカットするため、家具やカーテンの色褪せを防ぐ効果もあります。また、紫外線による人体への影響も軽減できるため、健康面でもメリットがあります。
“引用:『YKK AP』“
(https://www.ykkap.co.jp/consumer/satellite/products/articles/glass_select/lecture1/?_fsi=MRCmrxGU)
断熱リフォームは、快適な住環境を維持するだけでなく、長期的に大きな経済的メリットも期待できます。断熱性を高めることで、冷暖房の効率が格段に上がり、エアコンや暖房機器の使用を減らすことが可能です。その結果、光熱費を大幅に抑えることができ、日常的な家計の負担も軽減されます。特に、断熱性能が低い家では、冷暖房費が年間を通してかさむ傾向があるため、断熱リフォームを行うことでエネルギーコストを節約できるでしょう。最近の物価高で家計の負担が増している中、少しでも光熱費を削減できると助かりますね。
さらに、断熱リフォームにより家全体の温度が均一に保たれることで、結露や湿気の発生を抑え、建物の劣化を防ぐ効果があります。これにより、住宅の耐久性が向上し、長期的な修繕費の削減や資産価値の維持にもつながります。また、断熱性が高まることで、家の資産価値も向上し、将来の売却時に有利な条件で取引できる可能性があります。
【断熱リフォームのメリット】
光熱費の削減:冷暖房効率が向上し、エネルギーコストを削減
快適な室内環境:温度差が減り、季節に応じた快適な住環境を維持
健康改善:結露や湿気が減少し、カビやダニの発生が抑えられるため、健康面での効果が期待できる
家の寿命延長:結露による建物の劣化を防ぎ、家全体の寿命を延ばす
環境への貢献:エネルギー消費が減ることで、CO2排出量を削減できる
【断熱リフォームのデメリット】
初期費用が高い:断熱材の施工や窓の交換などで高額な費用がかかることがある
施工期間がかかる:家の構造によっては、リフォームのための施工期間が長くなることがある
補助金依存のリスク:補助金を利用できる場合があるが、予算が限られているため、タイミングによっては受け取れない可能性がある
●断熱リフォームの相場
工事する箇所によって工事内容や費用相場は大きく変わりますが、「断熱リフォーム」の相場をご紹介します。
●断熱リフォームは補助金が利用できる!
断熱リフォームや窓リフォームで使える補助金はいくつかあります。その中で国が実施するものは下記6種類です。
●補助金を目的としたリフォームは避けましょう
補助金があるからといって、必要性が低い断熱リフォームを行うのは控えましょう。補助金額が高いからといって工事内容を決めるのではなく、ご自宅の状況やリフォームの必要性をしっかりと見極めて判断することが大切です。
なお、補助金には限られた予算があり、期間内であっても予算が尽き次第、早期に締め切られることがあります。そのため、補助金の申請を希望される場合は、できるだけ早めに手続きを進めることが大切です。
断熱リフォームをお考えなら、ぜひイエスリフォームへご相談ください。専門知識と豊富な経験を持つスタッフが、お客様のご自宅に最適なプランをご提案します。断熱リフォームで冬は暖かく、夏は涼しく、快適な住環境を実現し、光熱費の節約も期待できます。リフォームのことなら、イエスリフォームにお任せください。
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